こんにちは♪ L’atelier de Hです。
秋も深まりあちらこちらで紅葉が見られるようになってきました。
お出かけするにもニットを着ることができる季節になって編み進める速さも増しています。
今日、何着て行こうかな??
ワクワクしながら京都に行ってニットをたくさん感じてきました。
行き先は
『横田株式会社〜紫野工場』
糸を染める工場〜染工場〜
毛糸を染めるワークショップに参加したんです。
京都紫野工場 手染めワークショップ
購入した糸を見るたびに「どうやって染めてる?」「どんな染料使ってる?」「草木染めって?」
なんて「???」と感じていた日々。
Instagram
でこのワークショップをしりました。
基本の「赤」「青」「黄」を混ぜて色を作ります。
*黒だけは別に「黒」の染料があるようです。
染める糸のグラムに対して合計何cc入れるかが決まっています。
100gの糸を染めるのに200ccの液体染料が必要だそうです。
(染料によって違うかもしれません。)
「赤」だけで100g染めるなら200cc
「緑」を100gだと「青:100cc」「黄:100cc」
といった具合。
円形の色見本が参考になるのかな?
緑でも青味の強い方がいいなら青の染料の割合を多くする、黄色味を強くしたいなら黄の染料の割合を多くすると緑でも好みの色に仕上げることができます。
サンプル糸があってそれぞれどの割合で染料を調合するかがラベルに書いてあります。
この規格に従って糸が染められます。
で、1回に染める糸の量というのが決まっていてその分量に合わせて毎回調合するそうです。
そう、これが「ロット」と言われるものです。
毛糸を買った時、ラベルに「ロットNo.」って書かれていますよね。
で、調合なんですが「毎回」職人さんの手によってきちんと計量して染める訳ですが何せ液体、ccもやはり変わってしまうのは避けられないんだそうです。
なので「ロットNo.」によっては少しだけ色が変わってしまうのは仕方のないことなんですって。
納得いきます。
なのでウエアものを編む時は糸は必ず同じロットNo、で買い足しをしなくていいように十分な量で買うようにしましょうね!
それぞれ容器に「赤」「青」「黄」の染料が入っています。
これを糸のグラムに合わせた量をビーカーに入れて好みの色を作っていきます。
実際に調合した色をお水に数量入れて確認します。
右の大きいビーカーが原液、左の小さいビーカーが水の中に入れて色味を確認するためのものです。
綺麗ですよね。
お好みの色になるまで何度か調整して気に入った色になったらいよいよ糸に染めていきます。
パスタ鍋のようなお鍋ですね。。
これを見た瞬間に
『家でできる〜!』
って思ったのは私だけではないです、笑。
お鍋に入ってる水の中に調合した染料を入れてから糸を入れます。
その後でお水の温度を上げて沸騰させて行くんです。
またまた「目からうろこ!」だったのは
水の中に入れた染料、溶けてしまったように見えるんだけど水と結合しているわけではなくて(水と油みたいな感じ?)染料だけが糸に入って行くので染まったあとはお水はまたまた透明になるんですよ♪
(その写真、ないです💦すみません)
なので糸の分量に対する染料の量が決まってるんですね〜〜。
で、染めが終わったら温度を下げて脱水、平干しをして乾燥させれば出来上がりです。
こんな小さくレトロな脱水機がありました。
乾燥後がこちら!
あえてグラデーションにしてみました。
乾燥すると濡れている時よりも薄めに仕上がるのかな???
爽やかな感じです♪♪
これはソックヤーンなので靴下編んでみようと思います♪
うちに帰ったら完全に乾かして糸巻きしよう。。。🧶
このワークショップの後で工場の見学もさせていただき染め工程をお仕事中なのに丁寧に説明をしていただきました。
スタッフの方には本当に感謝です♪
貴重な機会を与えてくださり本当にありがとうございました♪
これをきっかけに
「手染めしたい!!」
って思ってますが多分時間がなくて無理なので染めたくなったらまたワークショップに参加したいと思います。
定期的に行うようですよ!
ぜひご興味がある方は参加してみてはいかが???