L’atelier de Hです。
昨年の12月15日からスタートしたMarie Wallinさんの
Fair Isle Club 6
Tapestry Warp Cardigan
タペストリー・ラップ・カーディガン
順調に編み進めています。
今回で2回目、前回は3年前の「Fair Isle Club 3」「Lerwick」という名前のカーディガンを編みました。
詳細はこちら→Lerwick
前後身頃は輪でぐるぐる編んでいます。
この中にいろんな要素が含まれていて・・・
4箇所のスティーク(エキストラステッチ)があります。
スティークって???
洋裁の目線からお話しするとわかりやすいかな???
簡単に言うと「縫い代」です。
編み物には編み地を切る概念がない方がほとんどだと思いますが糸の質によっては切っても解けない性質のものがあって(シェットランド・ヤーン)、そのような糸を使う場合、縫い代部分を余分に編んで切ると言うプロセスをふむことでカーディガンのようなものでも輪でぐるぐる編むことができるんです。
この話、結構長くなるのでまた別の機会にお話ししますね。
上の写真の縦のストライプの部分が「スティーク」にあたります。
これは前立ての部分を切ったところです。
深いVネックラインになります。
で、実は後ろ身頃中心にパネルパターンがあって、これを編むためにここも切っています。
これは切ったところから目を拾って編んでいるので編み方向が左から右に向かって編んでいます。
で、パネルが編み終わったら片方と閉じ合わせます。
肩はぎの要領で裏側からとじて行きますが、ここはかぎ針を使わない、(棒針を使った)「Three Needle Bind Off」(3本の棒針で閉じる方法)でとじています。
以前、私の動画でもご紹介しています。
さらに両脇を切って、袖と袖下のパネルパターンを編みます。
ここはパターンも素敵なのですが閉じるための目数などもきちんと計算されていてとじはぎもとてもしやすくなっています。
もう。編みながらただただ感動です💓
脇下のパターンは裾広がり(Aライン)になるように引き返し編みがあります💦
ちょっと難易度高いです。
Wrap & Turn(ラップ・アンド・ターン)の引き返し編みです。
ほんの数段なのでなんとかクリア!
で、片側が完成しました。
まだ仕上げも何もしていないので編み地がボコボコですが💦
そう!仕上げでなんとかなるのでこの時点では気にしないことにしています。
もう片方の袖
前立てのパネルパターンがまだあるんです。
袖は輪編みですがその他のパネルパターンは全て往復編み。
編み込みの往復編みです!!
かける指もさることながら裏目を編むのは至難の業でした💦
これも慣れです。
なんとかなるもんです。
InstagramやFaceBookの限定のグループページなどで他の参加者の進み具合などみながら、結構大変だけど楽しんで編み進めています。
目数のチェック、とじはぎはいつも以上に慎重にしているのでテレビなど観ながらの「ながら編み」はできませんが・・・・
Marieさんのデザインはほんと洗練されている上、色使いも上品で素晴らしい!!
今までにも数々の素晴らしい作品がありますが今、この限定キット、購入して編んでいられることにものすごーく幸せを感じています。
2月中の完成を目指してがんばります!!!!