こんにちは♪L’atelier de Hです。
早速ですが本によく載っているのですが
「○段平」って何???
ベストやセーターなどで袖ぐりや首回りなどの減目のところでちょくちょく出ていますね。
減目のあと必ず最後にこの表記が出ています。
最近私のニットカフェで「この『○段平』」で編み進めている作品にストップがかかる方が結構いらっしゃいます。
これは簡易編み図の場合に必ず記載されていますね。
*「簡易編み図」に対して「詳細編み図」というものがあって
「詳細編み図」は1目、1段ごとにちゃんと編み図記号が載っているものを言います。
こんな感じ。
ある程度編み図を理解してる方であればどちらも理解できるかと思います。
この例は増減目がないので編み物経験が浅い方も「なんとなくわかる」かな???
どうでしょうか?
では、本題の増減目などがある場合の表記です。
10段平
6 – 1 – 3
4 – 1- 9
2 – 1 – 2
このような表記、ウェア物の袖ぐりとか首周りにちょくちょく出てきますよね。
今回は「減目」を例にとりますね。
10段平
6段ごとに1目減目を3回 (6 x 3 = 18段)
4段ごとに1目減目を9回 (4 x 9 = 36段)
2段ごとに1目減目を2回 (2 x 2 = 4段)
のようになります。
単純計算すると
4段 + 36段 + 18段 + 10段 = 「68段」
になると思います。
思いますが・・・・・
上記のようなケースに遭遇したことありませんか??
「これって間違ってるんじゃないの???」
って思うかもしれません。
いえいえ。。
合ってるんです。
正しいんです。
「○段平」のカラクリです。。
「平」なんです。
「○段増減なしで編む」のではありません。
出版社によって表記が違うので様々なケースが考えられるんです。
😨😨😨😨😨😨😨😨😨😨😨😨😨😨😨
で、
詳細編み図の出番です。
こうなっています。
「6段ごとに1目減目を3回 」とありますね。
これ、果たして何段目で減目をすればいいの????
簡易の編み図ではそこまで書かれていません。
つまりどこで減目してもいいということになります。
詳細編み図だと「どこでもいい」ってわけには行かないので上記のようにどの段で減目をすればいいかがわかります。
今回だと
「6段ごとに1目減目を3回 」→ 5段目で減目
「4段ごとに1目減目を9回 」→ 3段目で減目
「2段ごとに1目減目を2回 」→ 1段目で減目
ということになります。
で最後の減目の部分から増減なしで編み進めて行くのでこの段からが「○段平」という解釈になるんです。
図で見ると2段ダブってますよね。
つまりは「平」というのは最終の増減目」が終わった段から数えるのが正しいという解釈になります。
ただこれも
「6段ごとに1目減目を3回 」→ 3段目で減目
となると「平」の段数が変わってしまうので要注意です💦
この表記だとわかるかな???
これだと簡易編み図でも理解しやすいかも??
減目の段数が何段目でしても合計段数が66段になりますよね。
先述いたしましたが各出版社によって表記が異なるので混乱してしまうのも仕方ないのですがこればっかりだどうしようもないので。。。
私は合計段数に必ず注目して編み進めています。
「○段平」はぶっちゃけあんまり見てないです。
混乱します。
それでもどうしてもわからない時は手書きですがざっと「詳細編み図」書いてます。。。
これをしたことによって今回のこちらのブログに投稿することができたわけなのですが。笑い!!!