L’atelier de H です。
先日、いろいろな「作り目」の方法をお伝えしました。
少しでもみなさまのお役に立てれば嬉しいです♪
で、今日のテーマは・・・
作り目は段数に数えるんですか???
このような質問をお教室でもよく聞かれます。
では実際どうかというと・・・
基本的には
作り目 = 1段目
1段目として数えます。
う〜ん・・・
数える場合が多いです。
えっ!!そうなんですか?
絶対じゃないんですか???
そうなんです。
絶対じゃないんです。
つまり・・
作り目の方法?
どんな編み地を編むか?
はたまたデザイナーさんの傾向、
出版社側の表記
などなど・・・・
によって変わるんです。
とは言っても大きく違いがあるわけあんありません。
作り目を1段目に数えない代表的なものとしては
「別鎖で作る作り目があります。
この場合は先に実際に編む糸と違う糸を使用します。
かぎ針で鎖編みを編みますがこれは1段目には数えません。
鎖編みの裏山を実際編む糸で拾うのですがこの時点で1段目が始まります。
これが「共鎖で編む作り目」となるとまた解釈が違ってきます。
この場合は編み進める糸で棒針を使って目を作ります。
なので・・・
作り目 = 1段目
となります。
では編み図を見た場合はどのようになっているのでしょうか??
これはメリヤス編みを編む場合でかつ、往復編みで編むことを前提とした編み図になります。
この編み図の場合は『1段目 = 作り目』となります。
なので2段目は裏側を見て編むことになります。
こちらは1段目を作り目と数えない場合の編み図の表示です。
編み図の一番最初の段は
『作り目』
で、次の段を1段目として
『裏側から見て編む』
という表記となります。
なので
表側を見て編む段:「偶数段」
裏側を見て編む段」「奇数段」
となります。
ただし・・・・・
段数を数える際は作り目の段数も数えなければいけません!!!
なのでこの場合
作り目を1段。
メリアス編みを11段。
合計:12段となります。
ここ注意です♪♪
このような表記もあります。
これは結果的にはすぐ上の編み図の場合と同じで
作り目を1段。
メリアス編みを11段。
合計:12段となります。
ただし・・・
段数を数える際は作り目の段数も数えなければいけません!!!
はたまたこんなのもあります💦
最初に作り目。
次に裏側を見て1段編む。
その後、1段目が始まる。
これはおそらくですが。。
表側を『奇数段』
裏側を『偶数段』
と認識しているニッターさんが多いためにこのように便宜上に表示していると考えられます。
つまり
作り目(表側)
作り目(裏側)
1段目(表側)
2段目(裏側)
続く〜
てな具合???かな?
確かに私もなんとなくですが
表側を『奇数段』
裏側を『偶数段』
と認識しているような・・・・・
みなさんはどうですか???
でも・・・・
段数を数える際は作り目の段数も数えなければいけません!!!
なのでこれもやはり合計段数は
12段ということになります。
このように一口に
『作り目は段数に数える!』
と言っても色々な表記があります。
さらに本には
『作り目をして〜』
という表記のみで
『作り目を段数として数える(または数えない)』などと言った表記はほとんどありません。
なので編み始める際に、編み図を確認しながら、そして編み図の表記がどのようになっているかと確認しながら編み進めるのがとても大切です!
重要なんですね。。。。